【詩】土足

<土足>


玄関の中へ入る前に

まずベルを鳴らしてください

扉をこじ開けるのは泥棒ぐらいです

部屋に上がる前に

まず靴を脱いでください

深く付いた傷と汚れは落ちないのです

それなのにあなたは

知らない顔をして土足で床を軋ませる

ほら見てください

絨毯が泥だらけになってしまいました

そもそも連絡もしないで家に来るとは

わたしとあなたは友人でもないはずで

しかしどうやら

あなたはわたしを友人だと思っている

ただただ戸惑うばかりなのですが

壊した鍵は弁償してもらいますね


(詩/早乙女ボブ)
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この記事へのコメント

2019年08月03日 13:38

こんにちは。

こちらの詩、心に響きました。

鋭利な刃物でなくとも、人の心はたやすく傷ついてしまう…ということを、あらためて想っている午後です。
早乙女ボブ / Bob Saotome
2019年08月04日 11:33
コメントありがとうございます。

これは自戒の念を込めた詩でもあります。
人との距離のとり方、そしてコミュニケーションの
難しさ。
日常生活の中で日々痛感しています。