【詩】蟻

こんなしょぼくれた
木造アパートの一室に
這い込んできたりして
一体どうしたのですか
残念ながら
ご覧の有様なので
何もお出しできません
屋根と壁はありますが
それとてもただ
あるというだけでして
出入り自由でぺらぺら
穴だらけの板なのです

それでも
激しい嵐の日を
生命を持つ確かな存在と
共に過ごすというのは
心強いものがあります
強風に部屋は揺れ
天井からは
雨水が滴り落ちて
この世界が
崩れ去るのであれば
いったい何処へ
逃げたらいいのでしょう
これほど小さな
あなたと
わたしは

(詩/早乙女ボブ)
アクセスカウンター

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント