【詩】詩汁

切り離されて
固まりきった想いが
ぎゅっと
ドリップされる
肉と骨は痺れ
視界もぼやけている
が、
エキスは指先から
ぽたり、ペンを伝い
文字を造り
詩を描く

(詩/早乙女ボブ)

【詩】忘失郷

わたしには
ふるさとなど
ないのですから
きっぷの流れる日
おし合いへし合いに
巻き込まれる心配は
ないのでございます

ふっと窓の外を見れば
青すぎるほどの
青空


(詩/早乙女ボブ)