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【詩】猫背の太陽

僕も君も 毎日大変で もやもやたくさん でも今は 吹き飛ばすような 笑い声 笑い顔 生ビールと 串カツ、串カツ 駅の改札でさよなら またねと言って 後ろ姿は 少し猫背 (詩/早乙女ボブ)
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【詩】死んだことある?

【死にログ】 ジャスパー墓子さんのレビュー 評価★★★★☆ 友達にすすめられて、ついに……! 逝ってみました! 最初はすごく苦しくて、 「やっぱやめれば良かった」なんて 彼氏もグチグチいってたんですけど、 結果的には大成功! ふたりできもちよくなれました~。 星五つにしたいところなんですけど、 三途リバーのスタ…
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【詩】ラタトゥイユ

ラタトゥイユを 食べなかったろう ラタトゥイユを 食べなかったのは どうしてだろう だからぼくは きみが嫌いなんだ (詩/早乙女ボブ)
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【詩】詩汁

切り離されて 固まりきった想いが ぎゅっと ドリップされる 肉と骨は痺れ 視界もぼやけている が、 エキスは指先から ぽたり、ペンを伝い 文字を造り 詩を描く (詩/早乙女ボブ)
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【詩】忘失郷

わたしには ふるさとなど ないのですから きっぷの流れる日 おし合いへし合いに 巻き込まれる心配は ないのでございます ふっと窓の外を見れば 青すぎるほどの 青空 (詩/早乙女ボブ)
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【詩】蟻

こんなしょぼくれた 木造アパートの一室に 這い込んできたりして 一体どうしたのですか 残念ながら ご覧の有様なので 何もお出しできません 屋根と壁はありますが それとてもただ あるというだけでして 出入り自由でぺらぺら 穴だらけの板なのです それでも 激しい嵐の日を 生命を持つ確かな存在と 共に過ごすと…
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【詩】常夜灯

あの家 あのアパートの 部屋に 廊下に ほのかに灯る オレンジの光 そこには ふかふかの布団 やさしい毛布 いつもの枕 いつかは僕も 暖かい灯のもと 何の心配もなく ぐっすりと ゆっくりと 眠れるだろうか 今はこうして 銀色の街灯に 冷えた片頬を 照らされて (詩/早乙女ボブ)
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【詩】フォーチュンクッキー

さくり、 かじってみたら なんとも苦くて 思わず吐き出した クッキーのかけら 指先でまさぐると 小さな紙きれ こわごわ 広げてみれば ばかばかしいほどの 幸運 つぶして投げて ぽいっと フォーチュン ながれて消えた (詩/早乙女ボブ)
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【詩】ポップソング

昼下がりの教室で そっと見ている後ろ姿 艶やかに光りを放つ 君のみつあみは 全生物の根本要素 引き寄せ合ったり 距離を取り合ったり この世界のバランス ぎりぎりで保っているのは 君のみつあみ 偏在するらせん構造 (詩/早乙女ボブ)
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【詩】けのび

夜の深いところ 窓から外を見れば 街の灯が 余剰な仕事を ぽつぽつがんばっている だがしかし 同型生物の気配は 触角にかからない いびきひとつ 歯ぎしりひとつ この部屋まで届かないのは いったいどうしたことなのだ もしや わたしを置いて みなさん この街を脱出してしまったのですか その理由としては 街路…
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【詩】D黒A

少女の ちいさな頭部 から垂れる   揺れる 房  の先端から 産まれ落ちた 甲虫 楕円形として 虹色に耀き 宇宙を夢見る      一瞬、 記憶が  (我々は)  (いったい)  (どこからきたのだろうか) 生意気な者たちの 縄張りに みちて  「わたしはいつも」  「世界の均衡」  「に、つい…
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【詩】カフェラッテ

白紙の空間が ギザギザした記号で 埋め尽くされていく 句点読点は見当たらず 惑星たちに 背中を押され どんどん遠ざかる どんどん暗く 寒くなっていく 心が縮んでいく 光、 音、 温度と感触、 重力 プラスチックがひとつ 汗をかいて待っていた (詩/早乙女ボブ)
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【詩】砦にて

紙々を 解いて 積み上げる 指先で つるつると 薄い薄い 薄さ が堆積していく 埃が舞う 匂い匂う ところで 先日同窓会に行ったんですよ でも結局打ち解けられなくて そりゃそうですよ わたし 昔からひとりが好きでしたから 夜の九時 川の畔で 音がする 水を飲む 石を投げ 草を踏み 歩き…
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【詩】めりこむ団らん

長男は既に めりこんで 向こう側へいきました 母と父は 胸の辺りまで 弟は 膝くらい 首を過ぎた私は 呼吸も苦しく このままでは いけないと思うのですが 如何ともしがたいという 可動範囲内の もがきなどは 疲れるだけで 溢れてしまった あの日に 脱力してみれば 浸された部位は じんわり暖かく…
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【詩】冬の陽射しで人は死ぬ

『冬の陽射しで人は死ぬ』 この、弱々しい 薄黄色の光線は さらり、 肌に降り注ぐと 階層を通り抜け 奥底でぐったり 凝り固まっている ぐろぐろの塊を あまりに優しげに 照らし出す ──なぜ? 遮断主義者には そりゃ分かるまいよ (詩/早乙女ボブ)
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【詩】月曜日の逆襲

『月曜日の逆襲』 街も家族も 寝静まってる 動画を観たり 飽きたら映画を 足音を忍ばせて 味噌ラーメン 文庫本の山を崩し 暗号を解読しつつ 世界を組み立てる 秒針の揺れは 肌に波紋を生んで カーテンの隙間に 合図の光線 なんでもない 月曜の朝 (詩/早乙女ボブ)
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【詩】ひらめくはた

なだらかな あの 緑の丘をのぼった てっぺんに ひらひら、と はたはた、と 忙しげな ひとつの旗 何のためか 誰のためか 知らないけれど きっと風が つよいのだろう 逆らいながら 流されながら やむこともなく めくり捲られ はたらき続けている (詩/早乙女ボブ)
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【詩】苔

街を歩いていても 電車に乗っていても 会社で働いていても 何時だって 何処でだって 目は伏せたまま 誰も見たくない 誰からも見られたくない 透明になれればいいのに 日陰で音もたてず 古い木造家屋の裏手に ぽつんとある水場 蛇口の縁に バケツの底に 排水溝の隙間に こびりつくだけ お願いだから どうか強い…
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【詩】ほしがり

お父さんのもの お母さんのもの お爺ちゃんお婆ちゃん はては誰のだか 分からないものにまで ぐりぐりと名前を書いて 「わたしのものよ」 舌足らずに主張する あなた 庭で花火をした夏の夜 たどたどしくも 妙に真面目な顔つきで 暗い地面に名前を刻んでいたっけ 地球まるごと手に入れるのかい? 訊ねてみれば 何故だ…
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猫町フェス作品。

まえばし猫町フェス2019にて 展示していただいた作品。 「お散歩写真・お散歩ことば作品展」。 前橋の街を歩いて、 写真と詩を作るワークショップの成果展。 「掌の花」 指先で撫でると ことん、と落ちて 黄色い花になった 「あの風」 咳をして あの風が 駆け抜けていく
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詩と写真。

君は、犬だろう いや、僕は猫だ いや、犬だろう いや、猫だ いや、絶対に犬だ いや、猫だ では猪だろう いや、猫だ 違うのか ああ違う では何だ 僕は猫だ 君はそう思い込んでいるだけだ いや、僕は猫だ、断じて猫だ いや、犬だろう いや、猫だ…
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「まえばし猫町フェス2019」に参加します。

「まえばし猫町フェス2019」という イベントに参加します。 街の中に、私の詩と写真が展示されます。 猫をモチーフにした作品になります。 先日、前橋の街を歩きながら写真を撮る、 というワークショップにも行ってきました。 このとき撮影した写真は会期中に 展示されるようです。 http:/…
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【詩】水道道(すいどうみち)

<水道道(すいどうみち)> 早起きして お弁当を作って 水筒には暖かいお茶 ぴったりした靴を履いて 行けるところまで行って 疲れたら休めばいいよ 地中に深く埋められた巨大な管 その中をお水がぐんぐん流れて 守護天使みたいに寄り添う道路 それって何だか とてもロマンチックだと思うんだ 昨夜遅…
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【詩】ゲーム

<ゲーム> 降下するぼく 地表に着いて 寝転んでいたら 空からきみが降りてきた ぼくは青色 きみは桃色 恋に憧れていたから なんて幸運なんだろうと わくわくしていたのだけど 空の中できみはするすると ぼくの視界から外れていく 遠くに着地した音が響いて 他の人とくっついたみたい しょ…
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【詩】夜間航路(前橋ポエトリーフェスティバル2019参加作品)

<夜間航路> ---前橋ポエトリー・フェスティバル2019参加作品--- 暗空を渡っていく明滅 地上へと遥か響く轟音 あの旅客機の向かう先 僕が訪れたこともない きっと素晴らしい場所 宵闇に輝きを放つ空港 搭乗までどきどきして 座席の上でふかふかして 傍らの小窓を覗…
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【詩】茶柱を燃やせ

<茶柱を燃やせ> 茶柱が立ったら すぐ燃やせ そんなものは燃やせ 濡れていても燃やせ 茶に油を注いで燃やせ 一本一本燃やせ まとめて燃やせ 寝てても燃やせ 立ってなくても燃やせ 燃えなくても燃やせ 燃えていたらもっと燃やせ 灰になっていても燃やせ …
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【詩】にんげんの森

<にんげんの森> 紳士の右手に光る凶器 澄ました顔で交尾を強制し 爽やかな笑みを湛えて蹴落とす お猿さんはとっくに卒業しました 綺麗なお洋服を脱いで晒す裸体の 毛だらけなのはオマージュですし 鐘を鳴らした人もいたけれど 粘着質な黒い楽しみに浸り過ぎ 見ないふりして見えないふりして 空の…
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【詩】土足

<土足> 玄関の中へ入る前に まずベルを鳴らしてください 扉をこじ開けるのは泥棒ぐらいです 部屋に上がる前に まず靴を脱いでください 深く付いた傷と汚れは落ちないのです それなのにあなたは 知らない顔をして土足で床を軋ませる ほら見てください 絨毯が泥だらけにな…
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【詩】パンツを干す

<パンツを干す> 僕はパンツを干す 毎日干す 洗って干す パンツを洗って干す、 その行為に 生きる、ということが 象徴的に表れている そんな気がして 洗濯ばさみに 洗いたてのパンツを 一枚一枚ぶら下げていると ちょっと情けないような でもひとりの人間が此処に 確かに存在して…
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【詩】ジエンドが終わったあとに

<ジエンドが終わったあとに> エンドロールも流れ尽き 劇場内に明かりが灯っても スクリーンの裏側で密かに 登場人物の生は続いていく 僕らは力の限りに疾走して ハッピーエンドを迎えたのに 続編へと向かう時の狭間で 大切な人は去っていった ジエンドで完全に閉じていれば …
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