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『夜の終わりに朝』

夜を終えたら 美味しい紅茶を 飲もうよね 温もる陽に テーブル囲んで お喋りしてさ 早いうち 庭の芝生を 刈っておこう 虫刺されは もう 嫌なんだ (詩/早乙女ボブ)
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『木造家族』

お座敷をこじてみても シロは出てきませんよ 裏庭に埋めたでしょう (猛暑の日はつらいばかり 土曜は透明じゃあないから 胡坐をかいた真夜中 黒い水をたてるのは 泥酔すれば禍福なの 直でいれてほしかった べとついた指 で 屋根を伝い降りる先の 地方都市深夜、二時三時 五百円玉で足りるのかしら どう足掻いてもリビ…
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『だいすき』

おめでとう、 おめでとう だいすきだ 草はそのままみどり そこから 外れるしかないんです 海沿いの歩道にて もしゃもしゃの老犬と まぶしい笑顔の青年 だいすきだ わたしの肉と 老いた犬の肉と 若々しい男性の肉 も 血と骨と毛やら汚物まで ショッピングモールの あたたか広場で フリー自由マーケット市場 …
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『ルイボスティー』

死んだって  いう 死者から  髭  を 引きとめるちからって なんだろうね 指先で かろうじていじできているであろうこの  ティーカップを  フチが  ナミ打たされているせんさいなこの  ルイ、ボス を床におとしたと 地へたたきつけたと しても ふくすいぼんにかえらず、はあ おすしを お寿司…
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『孤島で春』

ちがうんですわたし ぶつかりっこしたことで この星をけしてしまうなんて お腹がへってでも ガム買うくらいの お金しかなくて ふうせんが あめは ひとつぶひとつぶすべて ゼロの色でした お店のまえにいた大きな ヒキガエル のようなおばあさん に言われた あなたついてるわよという ことば パン屋さんとお寺…
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『再会』

またね、 自動ドアから 吹き込む春の風に 揺れる毛先と 残って消えた ほほ笑み (詩/早乙女ボブ)
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『クリエイティブシティ』

うまく描けたね えらいえらい、すごい かんぺきだ いびつなところなんて ひとつもないし ここにちょっと きれ目があるけど たいしたことじゃない それもね こ性 だよ 人の上に人をのせる つみかさなって空 雲をつきぬけ 手をのばせば ねちょり、と顔に 灰汁が降りおち ポケットには砂金 友達千人いるか…
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『DNA』

あなたの わたしの シェイクして いる今昔 の しずく (詩/早乙女ボブ)
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『カルデラで待ってる』

カルデラで待ってる 棒になって立ってる カステラを持ってる 坊が去って泣いてる 家の裏側から 山道を通って カルデラで待ってた 棒になって待ってた あの暑い夏の日 あぜ道の案山子 円になって舞ってた カルデラで舞ってた 町は祭り騒いで 夜になればカラコロ 笛と太鼓響いて みんな手と手繋いで …
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『形式的詐称』

煮たり焼いたりすれば 何とかなります そう言って飛び込んだ あいつは溶けていった じゅんじゅじゅん 焼けましたよこれもう 地球の平和を守らなければ と絶叫して飲み干し倒れた あいつ も溶けていった じゅじゅじゅんじゅ みんな溶けてしまったのだが 朝食ですか さわやかなこのモーニングにふさわしい ベーコンエッグ…
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『丘』

天辺まで 抜ければ またすぐに 下り坂 です (詩/早乙女ボブ)
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『にんげんの森』

紳士の右手に光る凶器 澄ました顔で交尾を強制し 爽やかな笑みを湛えて蹴落とす お猿さんはとっくに卒業しました 綺麗なお洋服を脱いで晒す裸体の 毛だらけなのはオマージュですし 鐘を鳴らした人もいたけれど 粘着質な黒い楽しみに浸り過ぎ 見ないふりして見えないふりして 空の天辺まで輝くビルディンング 見失うくら…
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『微熱』

赤金色の 掴めない 電気流水 地中へ と滲み (詩/早乙女ボブ)
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『やくみ』

ぼくはやくみ いらないとか さびしいよ きっと やくにたつ よ (詩/早乙女ボブ)
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『わたしの半透明』

やさしいのなんて いるわけないでしょ 街を歩いていても 電車に乗っていても 会社にだって そうだよねえ と返したものの それがそうでもないんだよ 心の中で呟きながら 部屋に帰ると わたしの半透明が 晩ご飯を作って 待っていてくれる 先に食べてくれていいのに と言っても ただ微笑むだけ 声を発することがない…
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『あれ、肉塊』

ドア横の機械で 食券を買い求め カウンターに差し出すと 白衣にマスク姿の店員が トングをぎらぎらさせて どすん、 皿に載せたのは 煮てもいない 焼いてもいない 肉の塊 文句を言おうとしたけど 後ろの客に押されて 仕方なしに 混雑した部屋を漂い ようやく席に着く ぐるり見渡せば 誰もかれもが 手掴みにして…
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『おおきなひと』

こおろこおろ かきまぜながら あくをとりつづける あなたのよこがおは とてもつかれて (詩/早乙女ボブ)
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『フロッタージュ・レター』

もう声が 出ない雨の朝 象牙色の壁に 薄紙を押し当て 朽ちた鉛筆で 擦り写しとる 折り畳み 封筒に入れる あの街にあるはずの あの部屋へ宛て (詩/早乙女ボブ)
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『きれいな箱』

ほしい物は 売り切れて きれいな箱を もらって帰る 寒いような さむい夜 (詩/早乙女ボブ)
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『みだら』

マヨネーズと 一瞬で去っていった げほげほげぼ 明日から出社でしょう、 新しく靴をきれいにしなければ キーボードの 叩き方も忘れたかも たん、たた、たたん、たん、たた、 わたしは馬ですか 始まる前から 疲れているのですが 今、手にしているこの、 ペットボトルの水だって 本当に水なんでしょうかという ことなんか…
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『真夜中のチンパンジー』

おはようといって いってください そういってから逝って しまったのだけれど めを覚ましたら テーブルの上にはボヘミアンがみた やけ焦げたさかなの群れか それに近いのかな、かしら お湯をかけたらいい ひざしがまぶしい くつが大きいすぎるから つめてつめてほほえみ こんなに混んでるのは やはり誰もかれもがたまってい…
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