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【詩】水道道(すいどうみち)

<水道道(すいどうみち)> 早起きして お弁当を作って 水筒には暖かいお茶 ぴったりした靴を履いて 行けるところまで行って 疲れたら休めばいいよ 地中に深く埋められた巨大な管 その中をお水がぐんぐん流れて 守護天使みたいに寄り添う道路 それって何だか とてもロマンチックだと思うんだ 昨夜遅…
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【詩】ゲーム

<ゲーム> 降下するぼく 地表に着いて 寝転んでいたら 空からきみが降りてきた ぼくは青色 きみは桃色 恋に憧れていたから なんて幸運なんだろうと わくわくしていたのだけど 空の中できみはするすると ぼくの視界から外れていく 遠くに着地した音が響いて 他の人とくっついたみたい しょ…
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【詩】夜間航路(前橋ポエトリーフェスティバル2019参加作品)

<夜間航路> ---前橋ポエトリー・フェスティバル2019参加作品--- 暗空を渡っていく明滅 地上へと遥か響く轟音 あの旅客機の向かう先 僕が訪れたこともない きっと素晴らしい場所 宵闇に輝きを放つ空港 搭乗までどきどきして 座席の上でふかふかして 傍らの小窓を覗…
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【詩】茶柱を燃やせ

<茶柱を燃やせ> 茶柱が立ったら すぐ燃やせ そんなものは燃やせ 濡れていても燃やせ 茶に油を注いで燃やせ 一本一本燃やせ まとめて燃やせ 寝てても燃やせ 立ってなくても燃やせ 燃えなくても燃やせ 燃えていたらもっと燃やせ 灰になっていても燃やせ …
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【詩】にんげんの森

<にんげんの森> 紳士の右手に光る凶器 澄ました顔で交尾を強制し 爽やかな笑みを湛えて蹴落とす お猿さんはとっくに卒業しました 綺麗なお洋服を脱いで晒す裸体の 毛だらけなのはオマージュですし 鐘を鳴らした人もいたけれど 粘着質な黒い楽しみに浸り過ぎ 見ないふりして見えないふりして 空の…
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【詩】土足

<土足> 玄関の中へ入る前に まずベルを鳴らしてください 扉をこじ開けるのは泥棒ぐらいです 部屋に上がる前に まず靴を脱いでください 深く付いた傷と汚れは落ちないのです それなのにあなたは 知らない顔をして土足で床を軋ませる ほら見てください 絨毯が泥だらけにな…
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【詩】パンツを干す

<パンツを干す> 僕はパンツを干す 毎日干す 洗って干す パンツを洗って干す、 その行為に 生きる、ということが 象徴的に表れている そんな気がして 洗濯ばさみに 洗いたてのパンツを 一枚一枚ぶら下げていると ちょっと情けないような でもひとりの人間が此処に 確かに存在して…
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【詩】ジエンドが終わったあとに

<ジエンドが終わったあとに> エンドロールも流れ尽き 劇場内に明かりが灯っても スクリーンの裏側で密かに 登場人物の生は続いていく 僕らは力の限りに疾走して ハッピーエンドを迎えたのに 続編へと向かう時の狭間で 大切な人は去っていった ジエンドで完全に閉じていれば …
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佳作。

「詩と思想 7月号(2019年)」の読者投稿にて 私の詩作品を佳作に選んでいただきました。 今後も更なる勉強と実験を。 詩と思想 土曜美術社出版販売 http://userweb.vc-net.ne.jp/doyobi/index.html
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【詩】僕は誰かに殺される

<僕は誰かに殺される> 廻り廻って、 みんな誰かに殺されるんだ 被害者であり 加害者であり 人のせいにするな そう言うかもしれないけど でも確かにそれは 誰かのせいに違いないんだ 役割は交換される 無自覚に犯される 過去から刺される 未来から撃たれる…
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【詩】透明のねこ

<透明のねこ> 買った記憶も 貰った記憶も 拾った記憶もない それもそのはず 目に見えるねこではない せめてねこぐらいは居てほしい そうした寂しい願望の下 脳内に作り出された妄念だから 若いめすねこの白い柔毛はふわふわ ところどころに黒いぶちがある 愛嬌があるというよりも クー…
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【詩】世界ビデオ

<世界ビデオ> 喜んだり悩んだり 悲しんだり怒ったり 恋をしたり失ったり いつもドタバタ大騒ぎしているけど 一本のテープに記録されたイメージ だから 早送りだって 巻き戻しだって 停止からの再生も 共有と専有は相矛盾せず デッキに入れて操作さえすれば お安い御用で 自分だけの時間…
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佳作。

雑誌「詩と思想」6月号(2019年)の 読者投稿で佳作をいただきました。 詩作については悩むことも多いのですが、 とても励みになります。 今後もしっかり精進しようと思います。 ありがとうございました。 「詩と思想」 土曜美術社出版販売 http://userweb.vc-net.ne.jp/doyobi/index.…
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【詩】画材屋に行こう!

<画材屋に行こう!> 五番のバスに乗ってさ 地面のずっと下から這い出して 大きな街の画材屋さんに行こうって 正直なところ僕としては 特に欲しいものなんかないのだけど 君が行きたいと言うから 何を買いたいのかは知らないけれど 別に興味はないのだけど 君が行きたいと言うから エスカレーター…
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【詩】最初の一滴(改稿)

<最初の一滴> 朝早く家を出て 北へ北へと向かって 君に会いに行く 木造の駅舎から 人影もない目抜き通り 野良猫が横切る商店街   だけど どうしても 欠片さえ見つけられない 冬も近い港町は どんより曇って しんみり寒くて 君は 蒸発して 雲になって 雨になって 川へ …
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【詩】ねがお(改稿)

<ねがお> 零れ落ちた さらさらの黒髪に 触れてみたり 鼻先に停泊していた ほくろが むくむくと 動き出したかと思うと ぽろっと落下したあとの 小さな小さな穴ぼこから 白く細長いものが くにゃくにゃと 頼りなく立ち上がって 踊るように揺れてから…
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【詩】チーズバーガー(改稿)

<チーズバーガー> あなたも好きだろうから そう言って 君が送ってくれた 確かに僕だって好きだけど 郵便で届くとはね 茶色の包装紙を開けると パンとレタスと ハンバーグとケチャップとピクルスに チーズの匂いが部屋に広がったよ 崩れないようにそっと 冷たいお…
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【詩】掌の街(改稿)

<掌の街> 教科書とノートをしまって 僕は夜の散歩に出掛ける 誰もが寝静まった裏通りに 小さな書店を見つけた 鉄錆の浮いた看板の下には 電球がオレンジの光を路上に投げ掛け 歪んだガラスの嵌った引き戸を開けると 古紙の匂いに満ちた仄暗さ 天井から床まで背表紙の金銀が …
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前橋ポエトリーフェスティバル2019に参加します。

前橋ポエトリーフェスティバル2019という イベントに詩作品で参加します。 詩を書き始めて半年ほど、 こうしたイベントに参加するのは初めてです。 会期中、現地に見に行ければと思うのですが、 タイミング良く休みが取れるかどうか。 でも、前橋の街を歩いて写真を撮ってみたいですね。 前橋ポエトリーフェスティバ…
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佳作。

「詩と思想」四月号(2019年)の読者投稿にて、 詩作品を佳作に選んでいただきました。 今後も更に精進していきたいと思います。 詩と思想 http://userweb.vc-net.ne.jp/doyobi/index.html
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